現在、パリでの活動をもとにしたオンライン展示会を実施しています。
ぜひこの機会に、松岡のパリでの体験を一緒に体感していただければと思います。
フランスへ行く前と後では、私の中の景色が変わった。
2021年 絵をはじめて１年も経たない頃。私は一会社員のみでありながら アートフェア Salon Art Shopping Paris に招聘されました。コロナ禍と言うこともあり 出展はしても渡航は断念すると言う方も多い中、あえてフランスに発ったのは 16際の頃の思い出があるシャンボール城に呼ばれたような気がし、今絵という手段を持った私が、その地で何を描きたくなるかを知りたかったからです。
結果としてこのアートフェア出展プロジェクトは、事前にクラウドファンディングを行い、総支援額 3,029,480円（達成率252%）、支援者172名、現地サポーター25名の 個人プロジェクトとしては考えられないような巨大なものになりました。
フランスではパリに約3週間滞在し、シャンボール城を含む 4ヶ所で制作活動を行いました。その経験の数々を滞在当時はインターネットを通じてリアルタイムにクラウドファンディング支援者や私の周りの皆様に共有させていただきました。
中には私の活動を見て、「自分にももっとできると思った。」そう言って泣きながら電話をかけてくる旧友もいました。 そのような時間を経て、私はアーティストとは何かということを掴んだ気がします。
この本はその私の記憶の追体験をしていただくために作りました。このアートブックを手に取った方に何か感じていただけることがあれば嬉しいです。
松岡智子 2021.11.21
<松岡智子 アートブックより>